ハイパーバイザ

d:id:QtGqCwfDSA:20080112#1200116375 で言った質の悪い元記事の翻訳うんぬんっていうのはこれ。

元ネタの英語版からそうなんだけど、ハイパーバイザってXenとかVMware ESX Serverのような「ベアメタル形」だけを指すんじゃないの?VMware WorkstationとかMac OS Xで動くParallels Desktop for MacみたいにホストOSに乗っかって動くやつとは明確に区別されると思うんだが。「仮想マシンモニタ」に改名か、あるいは後者を仮想機械に移すほうがいいかも。

http://blogs.vmware.com/vmtn/2007/03/hypervisor_that.html
VMware側の主張という点を差し引いても、"Hypervisor"って用語の意味が一人歩きしてるっていう現状。うーんどうすりゃいいかな。

世界自然保護基金

不適切な記述をコメントアウト。この内容はだれそれさんの項目で述べることであって、世界自然保護基金そのものの説明で触れるべき事柄じゃない。こうやってくだらないトリビアにまみれたダメ記事ができあがるのね。よくわかったわ。

ノート:分散コンピューティングと各記事の関連性

ノートで「包含関係」って言葉を使ったけども、記事を新たに作る際に上位概念とか下位概念の位置づけをちゃんと考えないで作ると、論点がぼやけたクソ記事になりがちだと最近思っています。

基本的に一つ一つの記事は単独で成立しているわけではなく、意味や位置づけにおいて親子(上位・下位)、兄弟(同種関係)、お友だち、ライバル、敵といった関係で他の記事と結ばれることで知識が体系化されます。つまり、立ち位置のはっきりしない記事というのはそれだけで価値が低いのです。さらに言ってしまうと、既存の記事と絡みの薄いネタはウィキペディアに載る記事としてふさわしくないのです。

この「絡みの薄いネタ」についてはまたあとで書きたい*1

Wikipedia:鼻に豆を詰めないで

タイトルだけでは何のことかさっぱりわからないけど、つまりは「悪用される危険のある手法を無闇に厨房の前にひけらかすな、気づいてないんだから黙っとけばそれで済むんだよ」っていうお話。

セキュリティ業界で言うところの「フルディスクロージャー」と対立する考えのように思えるけれど、セキュリティのそれが(プロによる)公開ピアレビューの重要性を示しているのに対し、鼻の穴のほうは(一人じゃ何も出来ず、人様の作ったツールにぶら下がるだけの)スクリプトキディに対して不用意に道具を見せびらかしてはならないっていう話で、多少前提が違うってことに注意。どっちも一理ある。結局はバランス。

Wikipedia名前空間に置くべきドキュメントなのかどうかはともかく(まあ草案未満だしエッセイとしてとらえるならよいと思う)、一般的かつ示唆的な話題だと思いました。

*1:書きたいものがスタックにたまってるなあ